管理業務主任者試験の勉強もラストスパート、10月は建築・設備関連を集中して攻略します。
りす丸が管理員として毎日欠かさないのが、巡回点検です。
今回、建築・設備関連の勉強をして、日々の巡回がどれほど重要なのかを再認識しました。避難階段、消防設備、電気設備、給排水設備。並んでいる項目が、りす丸の巡回ルートとほとんど同じだったのです。
【今回学んだこと】
- 建築・設備の試験範囲は、管理員の毎日の巡回ルートとほぼ重なること
- それぞれ基準となる法令と定期点検があること
- 建築、設備関連は毎年数多く出題されている
- 管理員の日常巡回と、専門家による定期調査・検査は役割が違うこと
今週(10/5~10/11)の勉強時間と学習の進捗
| 目標勉強時間 | 300時間 |
| 今週の勉強時間 | 12時間(1日当たり約2時間) |
| 累計勉強時間 | 220時間 |
| 目標までの残り時間 | 残り80時間 |
先週(9/28~10/4)は、駐車場や消防設備のトラブル、理事会の事前準備などで忙しく、さらに家庭内でもイベントがあり、勉強時間がほとんどとれませんでした。
試験まで残り約55日(8週間)、 毎週10時間勉強するペースを継続すれば、目標時間の達成です。
管理員の巡回ルートはそのまま試験範囲と重なっていた

マンション管理員にとって欠かせないのがマンション内の巡回点検です。
りす丸が毎日行っている巡回ルートは管理業務主任者試験のカテゴリーとしっかり重なっていました。
| 巡回ルート | 点検ポイント | 試験の項目 |
|---|---|---|
| ① エレベーターで屋上へ | エレベーターまわり | 昇降機 |
| ② 屋上 | 高置水槽 | 給水設備 |
| ③ 屋内避難階段で地階へ | 避難階段 | 建築基準法(防火・避難) |
| ④ 地階 | 電気設備、給排水設備 | 電気設備、給水・排水設備 |
| ⑤ 外まわり | 機械式駐車場、植栽、ゴミ置場 | 機械式駐車場 |
| 巡回の途中 | 消火栓ボックスの開閉、さびの状況 | 消防法 |

| 設備 | 主な関係法令・基準 | 点検・維持管理の基本 |
|---|---|---|
| エレベーター | 建築基準法 | 対象となる昇降機は、定期検査と特定行政庁への報告が必要。一般に年1回の検査が基本 |
| 高置水槽 | 水道法など | 簡易専用水道に該当する場合、年1回以上の清掃と、登録検査機関などによる検査が必要 |
| 避難階段 | 建築基準法、消防法など | 建物の用途・規模などに応じて定期調査の対象となる。調査周期は適用される制度や地域の指定を確認 |
| 給排水設備 | 水道法、下水道法、建築基準法など | 設備の構造や管理方法に応じて維持管理を行う。配管洗浄の周期は、設備の状況や管理計画などによって決める |
| 電気設備 | 電気事業法など | 高圧受電設備などは、保安規程や適用される保安管理の仕組みに基づいて点検を行う |
| 機械式駐車場 | 関係法令、国土交通省の指針、メーカー基準など | 設備の仕様や保守契約に応じて点検・保守を行う |
| 非常用照明装置 | 建築基準法 | 対象となる建築設備について、制度に応じた定期検査を行う。一般に年1回が基本 |
| 消火設備・避難器具 | 消防法 | 対象設備について、原則として機器点検を6か月ごと、総合点検を1年ごとに実施 |
※上表は試験勉強のために基本事項を整理したものです。実際の点検義務や報告周期は、建物・設備の条件、適用法令、所管行政庁の指定などによって異なります。
りす丸それぞれの設備の基準となる法令と、定期点検は基本事項として理解しておかなければなりません。
管理員が毎日行う巡回と、専門家による定期点検は役割が違う
管理員が毎日行う巡回は、共用部分の異常や設備の変化に気づき、必要な報告や対応につなげるためのものです。
例えば、次のような点を確認します。
- エレベーター周辺に、普段と違う異常がないか
- 避難階段や通路に、避難の妨げになる物が置かれていないか
- 給排水設備の周辺で、漏水や異音などが起きていないか
- 消火栓ボックスに、破損やさびなどの異常がないか
一方で建築基準法や消防法などに基づく定期調査・検査では、対象となる建物や設備について、資格者などによる専門的な調査・検査が行われます。
管理員の巡回点検は、日常の変化に早く気づき、必要に応じて管理会社や専門業者に報告し、専門的な点検や修繕につなげることが役割です。
この違いを意識しておくことは、試験対策だけでなく、日々の仕事を理解するうえでも大切だと感じました。



毎日の巡回は、法定点検の代わりになるものではありません。


建築設備に関する2025年の過去問題
※「2026年版出る順管理業務主任者過去問題集」からの出題です。
【設問】
建築設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
【選択肢】
- 建築基準法のホルムアルデヒドに関する技術的基準によれば、住宅の居室における機械換気設備の必要有効換気量は、居室の床面積に天井の高さを乗じたものの0.5倍である。
- 建築基準法によれば、阻集器を兼ねていない排水トラップの封水の深さは5cm以上10cm以下と規定されている。
- 直結増圧方式による給水方式では、給水立て管の頂部に排気弁のみを設置する。
- 電気工作物の設計・施工・維持・管理について規定した民間規格である「内線規程」によれば「地震時等の電気火災の発生・延焼等の危機解消に取り組むべき地域」の住宅などには、感震遮断機能付住宅用分電盤を設置することが勧告的事項とされている。
この中で不適切な記述は3番です。
直結増圧方式による給水方式では、給水立て管の頂部には「吸排気弁」を設置しなければなりません。
この問題をみても、建築材料・給排水管・電気工作物と、マンションの設備に関する様々な基準が含まれています。



建築・設備関連の勉強は、日々の仕事のベースとなる法令や基準を明確にしていく作業になりそうです。


現役管理員おすすめ、管理業務主任者試験テキスト&過去問題集
LEC(東京リーガルマインド)のテキスト&過去問題集のセットで、
毎日模擬テストを受けながら勉強できます。
まとめ:巡回で見ているものには、法律の根拠があった


「10年に1回の故障を見つけるために、毎日巡回するんだよ」
先輩のこの言葉を、りす丸は10年間、心がまえとして受け取ってきました。
建築基準法を勉強して、巡回で見ているものには、一つひとつ法律の根拠があると知りました。
今回の勉強を通じて、毎日の巡回が、単に建物内を歩いて確認するだけの仕事ではないことを再認識しました。
次回のVol.16は、屋上の高置水槽と地階のポンプ、給水・排水設備を勉強します。













