シニアの学び直し、7割前向きも実践は1割強 | データで読む「今が始めどき」な理由

シニアの7割が学び直しに前向き、でも4割が動けていない——データで読む「今が始めどき」な理由
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りす丸は現在65歳。
勤務しているマンションで同世代の方と話をしていると、
「会社はリタイヤしたけど、新しく何かを始めたい。」
という方が多いのに気づきます。

最新の調査では、シニアの7割が学び直しに前向きという結果が出ています。
しかし、「何をすればいいのかわからない」、「どうやって始めればいいのかわからない」ちう声も、同時に耳にします。
ところが最新の調査では、シニアの7割が学び直しに前向きという結果が出ています。

今回は、シニア世代のリスキリング(学び直し)に関する最新データを読み解きながら、りす丸自身の現場視点を交えて「なぜ今が始めどきなのか」を整理してみます。

【この記事で分かること】

  • シニア世代のリスキリング(学び直し)が注目されている理由
  • 「学びたいのに動けない人」が多い本当の理由
  • 学び直しがセカンドキャリアや収入に与える影響
  • シニア世代に人気の学び直しジャンル3つ
  • 「何を学べばいいか分からない」を解決する考え方
目次

7割が前向き、でも動けているのは1割強

学研グループのスキルアップ研究所が2025年に実施した「定年後のリスキリングとその目的に関する実態調査」(50代以上、n=300)によると、「非常に興味がある」「少し興味がある」を合わせて8割近くが「定年後の学び直し」に好意的な回答をしています。

しかし一方で、同調査では実際に「すでに取り組んでいる」と回答した人はわずか13.7%にとどまりました。「興味はある」と「実際に行動している」の間には、思った以上に大きな開きがあります。

さらに回答者全体の約4割が「興味はあるが、何を学べばよいか分からない」と回答しています。「やりたい」気持ちはあっても、最初の一歩をどこに踏み出せばいいのか分からず、足踏みしている方が多いようです。

足踏みの原因は情報不足

スキルアップ研究所の調査では、学び直しに興味はあるが動けていない理由として「何を学べばよいか分からない」という声が最も多く集まりました。「費用が高い」「成功事例が少ない」という声も続きます。(出典:①)

これは、意欲や能力の問題ではなく、情報不足の問題です。どのスキルを学べば自分のセカンドキャリアに活きるのか、具体的なイメージが持てないまま、スタートを切れずにいる方が多いのです。

りす丸

学び直しといっても何を始めればいいのか? その探し方もこのセカンドライフ研究所で紹介していきます。

学んだ人と学ばなかった人、年収の差は184万円

学んだ人と学ばなかった人、年収の差は184万円

2023年にパーソル総合研究所+産業能率大学 齊藤研究室が実施した「ミドル・シニアの学びと職業生活についての定量調査」では、60代で学び直しを実際に行っている人の年収は平均584万円であるのに対し、「やりたいが実行できていない」層の平均は400万円で、その差は184万円にのぼります。

もちろん学び直しが、年収の差に直結しているとは言い切れません。ただ、学び直し(リスキリング)がセカンドキャリアの充実につながるという傾向は読み取れます。

りす丸

りす丸が学び直し(リスキリング)という言葉を意識したきっかけは、早期退職を機会に新しい仕事に挑戦してみたいという思いからです。

シニアは実際に何を学んでいるのか—人気カテゴリー3種

シニアの学び直しの人気カテゴリー

「何を学べばいいか分からない」という壁を越えるためには、まず「シニア世代が実際に選んでいる学びの傾向」を知ることが近道です。
複数の調査・ランキングを横断すると、シニアに人気の学び直しは大きく3つのカテゴリーに分かれていることがわかりました。

スクロールできます
学びのカテゴリー代表的な内容こんな人に向いている
デジタル・副業PC・Webライティング・動画編集・AI活用AIやデジタル系の時代にあったスキルを自分の中に取り入れていきたい
収入・資格取得宅建士・管理業務主任者・FP・社労士・行政書士資格などを獲得し、起業や収入アップにつなげたい
自己充実・生きがいボールペン字・外国語・薬膳・楽器・歴史教養趣味を深めたい、社会とつながっていたい

シニアの学び直しはAI・デジタル学習が人気

シニアの学び直しはAI・デジタル学習が人気

日経リサーチが公開したリスキリングに関するインターネット調査でも、その傾向がはっきり表れています。
「AI・機械学習」を学習分野に選んだ人は全世代平均で24%でしたが、60代だけに絞ると37%(約4割)にのぼり、全世代の中で最も高い比率でした。

また、ストリートアカデミーのシニア向け調査でも、学びたいスキルは「第1位「パソコンの使い方(12.2%)」、第2位「Instagram(9.5%)」という結果 でした。
パソコンの使い方を学び直したい理由の第1位は「これからの時代に汎用性のあるスキルだと感じたため(29.7%)」となっています。
シニア層の学び直しに対する意欲の高さがうかがえる数字です。

【参考サイト】
・「仕事に対する意識アンケート」」(2023年 日経リサーチ)
・「リスキリングしたいITスキルに関する調査」(2023年 ストリートアカデミー)

機械学習(マシンラーニング)とは、一言で言えば「コンピュータが大量のデータからパターンやルールを自ら学び取り、新しいデータの予測や判断を行う技術」です。
機械学習を学ぶことで、AIツールを使いこなすスキルが身に付きます。

りす丸の場合—「副業」と「資格取得」を目的に始めました

りす丸自身のセカンドキャリアを振り返ると、Webライティングから始まり、今は管理業務主任者に挑戦しています。
「副業で収入をえながら、スキルアップを目指す」という方向性で少しずつ積み上げてきた感覚があります。

一度に全部やろうとしたわけではありません。
まずWebライティングで「パソコン1台でも仕事になる」という自信をつけ、その後に資格挑戦へ気持ちが向かった、という順番です。学び直し(リスキリング)の目的は人それぞれですね。

りす丸

大切なのは、自分なりの目標を最初に決めることだと思います。

「小さく始める」が、動けない壁を越えるコツ

「何を学べばいいか分からない」という課題に対して、りす丸が実感していることがあります。それは「何をするのか一つだけ選ぶ」ということです。

「収入につなげたい」なら、在宅で始められるWebライティングや副業ポータルへの登録が最初の一歩になります。「今の仕事で発言力を高めたい」なら、現場に直結した資格の勉強が動機を作りやすい。
「何かにつながりたい」なら、地域の学習教室や資格コミュニティが入り口になります。
共通しているのは「全部やろうとしない」ことです。学び直しの障壁の多くは、選択肢が多すぎることから来る選択疲れです。

一つに絞れば、あとは続けるだけです。

まとめ:データが示すのは「遅すぎる」ではなく「機会のギャップ」

シニアの学び直しをめぐる最新データを見ると、意欲のある人は多く、実際に学んだ人と学ばなかった人の差も数字に表れています。問題は意欲ではなく、「何から始めればいいか」という情報のギャップにあります。

りす丸自身も、早期退職からのシニア転職という大きな転機を経て、管理員の仕事・Webライティング・そして資格挑戦と、少しずつ学びを重ねてきました。
一度に全部やろうとしたわけではなく、その時々に「これだけ」と決めて動いてきた結果です。

学び直しに「遅すぎる」はありません。ただ、始めるのが早ければ、結果も早く出始めるのは確かです。

\65歳、シニアのスタートを共有したくて「セカンドライフ研究所」を解説しました/

シニアの7割が学び直しに前向き、でも4割が動けていない——データで読む「今が始めどき」な理由

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