こんにちは、マンション現役管理員のりす丸です。
分譲マンションにお住まいであれば、「管理組合」があり、そして「理事会」があるのはご存じですね。
でも、りす丸は普段から、
「理事会ってよく聞くけど、何をしてるの?」
「理事ってどうやって決まるの?」
といったお問い合わせを受けることも少なくはありません。
マンションは“みんなで所有して、みんなで管理する”建物。
その中で「理事会」は、いわば“マンションライフの司令塔”なんです。
そこで、今回はマンションの理事会の役員の選び方や運営方法、そして果たすべき役割など、理事会に関するあれこれを現役管理員のりす丸がわかりやすく解説します。
理事会は“マンションの司令塔”!住民代表チームの役割とは

理事会とは、ずばり、管理組合の中で実務を担う代表チームです。
分譲マンションに住む方は自動的に全員が「管理組合」のメンバーになります。そして、その管理組合のメンバーから選抜された代表チームが理事会なのです。
たとえば「エントランスのオートロックを更新する」、「大規模修繕の見積りをとる」「清掃業者を変更する」 こうした、マンションの運営にかかわる内容を検討して決定を行うのが主な活動です。
りす丸マンション管理のほとんどの内容は理事会で決められます。
理事会の役員が選ばれる3つの方法
理事会はマンション住民の代表チームですが、その代表はどのように選ばれているのでしょうか。
まず、理事会役員の人数ですが10戸~15戸に付き1名程度、最低3名以上から10名前後までが一般的です。
そして、理事会役員の選出方法は主に3種類あります。


実は、マンション理事会役員の選出方法には、決まったルールはありません。
「私がやります」といった立候補で決まれば良いのですが、実際には日本中のマンションで理事会役員の担い手不足で苦労しています。
現在、多くのマンションでは理事会役員の選出に持ち回り制度(輪番制)を採用しています。
1年から2年の任期で、順番にすべての住民が経験するようにあらかじめ輪番表を作成して順番を決めておく方法です。
抽選方式を採用するマンションも少なくはないですが、選ばれ方にかたよりが出たり、抽選方法でもめたりすることもあるようです。
そして、選ばれた役員の中から、理事長・副理事長・会計・書記などの分担が決められます。
管理員の本音としては、誰が役員に選ばれるかは大問題!
できるだけ話しやすくて優しい方が選ばれてほしいといつも願っています。
管理員から見た困ったマンション住民のタイプを記事にまとめました。あわせてお読みください。
理事会の主な活動内容3種類、「保守」・「保全」・「保安」
理事会が担う役割は、「保守」・「保全」・「保安」の3つのキーワードに代表されます。
保守


保守とは日常生活を快適に維持するための活動です。
- 設備点検
- 清掃
- 植栽や証明などの管理
保全


保全は現在の建物や設備を良好に保つための活動です。
最も大きな保全活動は10年~15年程度に1回実施する「大規模修繕」、また、エレベーターや消防設備、排水設備などの大型設備のメンテナンスも保全活動の一環です。
保安


保安は防災や防犯に関する活動です。
共用部への防犯カメラの設置や、防災訓練の実施、管理員が毎日行っている館内巡回も保安活動の一部です。
理事会では、「玄関への施錠」や「災害備蓄品のストック」など、防災・防犯に関する啓発活動を継続的に実施しています。



理事会でのこれらの活動方針を具体的に実行するのが管理員の務めです!
マンション管理員の1日の仕事を記事にまとめました。あわせてお読みください。
理事会の仕事に関するQ&A
理事会の仕事に関して、管理員が住民からよく質問される内容をQ&A方式でまとめました。
Q. 総会と理事会の違いは?
A. 総会は年に1回、住民全員が参加して予算や役員選出などの重要事項を決める場です。理事会は月1回程度開催され、選ばれた役員が日常の運営を話し合います。


Q. 理事会の一番重要な役割は何ですか?
A. 一番重要なのは「お金の管理」です。管理費や修繕積立金の使い方をチェックし、適切に運用されているかを確認することが理事会の責任です。
住民から預かった大切なお金の管理と有効活用を毎回の理事会で協議しています。
Q7. 理事会に参加するとどんなメリットがありますか?
A. 理事会に関わることで、以下のようなメリットがあります。
- マンションの仕組みやお金の流れがわかる
- 住民同士のつながりが深まる
- 自分の意見が反映される場を持てる
- 暮らしの安心感が増す
「理事会にかかわるのはめんどう」という言葉も管理員はよく耳にします。
しかし実際には月1回の会議が中心で、管理会社のサポートもあります。役員同士で分担するので、負担と感じるほどの活動ではないようです。



参加してみると、「思ったより楽しい」「勉強になる」と感じる方も多いですよ。
まとめ:理事会を知ればマンションライフが快適に
理事会は、誰かがやってくれる“遠い存在”ではありません。 住民一人ひとりが参加できる“自分たちの自治組織”なんです。
管理員として日々感じるのは、 「理事会の意識が高いマンションは、必ず建物も人間関係も健全」ということ。
そして、理事会で決定された内容をしっかりと実行・サポートするのが、管理員の基本的な役割です。
「理事会って何してるの?」という疑問が、「理事会って大事なんだ」「ちょっと関わってみようかな」という気持ちに変わればうれしいです。




